SmartWebは、FlowHuntとLiveAgentの連携により構成され、AIチャットボットやナレッジベース、チケット管理を統合的に提供します。
お客様のデータを安全に扱うため、以下のような多層的なセキュリティ対策を実施しています。
1. データ保護
- 通信の暗号化:すべての通信はTLS(HTTPS)で暗号化され、データ転送経路を保護します。
- 保存データの暗号化:データベースおよびバックアップは暗号化され、安全なストレージに保存されます。
- 外部サービスへの流出防止:FlowHuntとLiveAgentの間でのみデータをやり取りし、第三者サービスへのデータ流出リスクを防止します。
- アクセス制御:権限ベースのアクセス管理により、認可されたユーザーのみがデータへアクセス可能です。
詳しくは以下をご覧ください:
➡ FlowHuntのセキュリティ対策
2. プライバシー保護
- GDPR準拠:欧州一般データ保護規則(GDPR)に準拠し、データの処理・保存・削除を適正に行います。
- 日本の個人情報保護法に対応:国内法に準拠した取り扱い体制を整備しています。
- データの最小化:業務上必要な最小限のデータのみを収集・処理します。
- ユーザーの削除権に対応:お客様からの要請により、登録データを安全に削除できます。
関連ページ:
➡ AIチャットボットのセキュリティ対策とデータ保護
3. システムセキュリティ
- 多層防御(Defense in Depth):ファイアウォール、WAF、侵入検知、DDoS防御など複数レイヤーで保護。
- 異常検知システム:不正アクセスや挙動を自動検出し、早期に対応。
- セキュリティパッチの自動適用:脆弱性対策を継続的に実施。
- バックアップと復旧体制:定期的な自動バックアップにより、障害時も迅速にデータを復旧可能。
- 国際認証:ISO 27001 などの国際標準に準拠したセキュリティ管理体制を運用。
4. RAG(Retrieval-Augmented Generation)による安全なAI運用
SmartWebのAIは、RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を採用しています。
この技術により、AIが回答を生成する際に次のような安全性と精度を確保します。
- 限定された情報参照:AIはインターネット全体を検索せず、御社のWebサイトや社内資料など、指定された情報源のみを参照します。
- 正確で信頼性の高い回答:外部の不確かな情報に依存せず、最新かつ正確な自社データに基づいて応答します。
- 学習データの分離:登録された社内データは、OpenAIや他社のLLMに再利用・共有されません。
- 情報漏えい防止:AIは閉じた環境で動作し、社内専用ナレッジのみを活用します。
5. 運用・管理上の推奨事項
SmartWebでは以下の安全運用ルールを推奨しています。
- ナレッジデータの選定:公開範囲を限定し、機密資料は別ワークスペースで管理。
- アクセス権の分離:管理者・運用者・閲覧者を明確に分け、最小権限で運用。
- データ保持ポリシー:履歴保持期間を明確化し、不要データは自動削除。
- 監査ログの活用:アクセス・操作ログを定期的に確認し、不正利用を防止。
- ファイル安全性の確保:添付ファイルやアップロードデータにはウイルススキャンを実施。
6. SmartWebのセキュリティ方針まとめ
- TLS暗号化通信とデータベース暗号化で情報を保護
- GDPR・個人情報保護法など国際・国内法令に準拠
- FlowHuntとLiveAgentの安全な連携による閉じたデータ処理
- RAGによる限定的AI応答で誤情報・情報漏えいを防止
- ISO 27001に基づくセキュリティ管理体制の運用